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今宮戎神社にて舞楽奉納しました

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年始早々、大阪市浪速区にある今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)にて舞楽「登天楽」(とうてんらく)を奉納いたしました。

今宮戎神社の詳細はコチラ↓

https://www.imamiya-ebisu.jp/historyandvenerable

舞人 住職

登天楽は、朝鮮半島由来の高麗楽(こまがく)に属し四人で舞われる舞です。

我が国で作られた曲といわれていますが、作者は不明の謎多き曲です。

舞の途中で「天地の岐呂利(ぎろり)」という両手を天に向けて手首をひねったり、腕を振る「フリガイナ」など特徴のある舞の手があります。

拝殿 登天楽

装束は蛮絵装束(ばんえしようぞく)を着ています。

蛮絵装束(ばんえしょうぞく)は、宮中の警備にあたった役所・衛府(えふ)の武人の装束に由来し、丸い文様が袍にある軽やかな装束です。

この文様は、宮廷では獅子や鳥、草花などが円形で描かれています。

現在の袍(黄色)には、唐獅子が二体刺繍されています。

このように、普段の法務(葬儀・法事)とは別に、神社の慶事にも携わっています。

日本の宗教混在(神仏習合)の良さともでもいえましょうか。

投稿者プロフィール

石原 政洋
石原 政洋住職
高校在学中に仏道へと入門し、早17年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。