FAQ よくある質問

QUESTION 親が高齢で葬儀費用について調べているのですが、お布施の費用はいくらくらいかかりますか?(50代男性)

お布施は、自分にとって価値のあるものや大切なものを、見返りを求めず施すこと。それを通して、物の執着(しゅうちゃく)をなくすというインド古来より続く修行法です。主に、有形のモノを施す財施(ざいせ)と無形のモノを施す無財(むざいせ)があります。僧侶は、仏事・法事を通じて仏の知識や教えなどを説く法施(ほうせ)や、恐怖や心配事を取り除き穏やかな心を与える無畏施(むいせ)を参拝者に施しています。
考え方の目安としてお伝えしているのは、葬儀のお布施は年収の十分の一、ご法事は年収の百分の一ということです。日本消費者協会の全宗派を対象にした全国調査では、葬儀費用の平均が約40~50万円であることがわかりました。最高値は中部地方、最安値は北海道というように地域差が大きいようです。このようにお布施の金額相場は地域などによって異なりますので、事前にご相談くださいませ。

QUESTION 納骨に必要なものは何ですか?(40代女性)

お墓へ遺骨する際には、「埋葬許可証」という大切な書類が必要です。遺骨は、焼骨したからといって遺族が自由にお墓に納めることはできません。埋葬許可証とは、その焼骨に必要な火葬許可証に火葬場の印が押された書類になります。
つまり、埋葬許可証と火葬許可証は同じ書類ということです。埋葬許可証は、遺骨を納骨する墓地・霊園の管理者に提出が必要になります。
納骨は、基本的に故人の四十九日法要の際に納骨式で執り行われますが、特にこれといった決まりはありません。新しいお墓を建てるまでには早くても2、3ヶ月かかるため、一周忌に合わせて納骨する場合もございます。埋葬許可証は、納骨までになくさないよう、骨壺を納める箱に一緒に入れておくとよいでしょう。

QUESTION 自身も高齢となり、いつまで墓参りできるかわからないので、元気に動けるうちに墓じまいを考えています。段取りを教えてください。(60代女性)

1.墓じまいや改葬の是非を家族・親戚で話し合う。
2.新しい移転先を決め、墓地管理人より「受入証明書」をもらう。
3.現在お墓がある管理人に墓じまいの意思を伝え「埋葬証明書、墓地返還届」をもらいお墓を更地にする業者を決める。(この時、閉眼供養をしてもよい。又、2.3の順序が逆でもよい)
4.現在お墓がある地域の役所から「改葬許可申請書」をもらい、役所に「受入証明書」と「埋葬証明書」を提出する。(改葬許可申請書をもらいにいく時点で「受入証明書と埋葬証明書」があるとよい。)
5.お付き合い寺院(菩提寺)に「閉眼供養」をしてもらい、墓地管理人へ「改葬許可証、墓地返還届」を提示し、現在のお墓からお骨を取り出し移動させ、お墓を撤去し更地にする。
6.「改葬許可証」を移転先の管理人へ提示し、「納骨式」を行い、お骨を収蔵する。

QUESTION 両親の介護医療費がかかり葬儀費用をあまりかけられません。安く済ませたい場合、どうしたらいいですか?(70代男性)

葬儀費用でお金がかかるのは、ズバリ「祭壇費」と「接待費」です。そして、この二つは参列者の数によって変動するということを覚えておいてください。
まず、祭壇についてですが、最近では「白木祭壇」より「花祭壇」が主流になっており後者の方が安いです。接待費につきまして、参列者にお配りする「引き出物」や親族様・故人様と親しかった方におもてなしする「通夜振る舞い」、火葬後の「精進落とし」などの飲食代が挙げられます。
家族葬のように当日の出席人数がある程度わかる形式ですと、予算を把握しやすいかと思います。しかし、費用を事前に把握し抑えるため葬儀社にお見積もりをお願いするのが一番ですが、できるだけ安く済ませるということが目的であってはなりません。あくまで「ありし日の故人様を最大限偲ぶ」ためであり、費用の削減をはかるためではないことを忘れないでください。

QUESTION 仏教に興味があり書籍やネットでいろいろと調べましたが、いまいち自分の生活に教えを落とし込めません。なぜでしょうか?(20代女性)

ありがたいことに最近ではSNSの普及により、幅広い層の方に関心を持っていただけるようになりました。
たしかに書籍などで学んだ知識を、日ごろの生活の知恵として活かすのは難しいかもしれません。例えば、「諸行無常」という考え方があります。要約すると「あらゆるものは常に変化し続け、変わらないものは何一つない」という意味ですが、普段のお仕事に当てはめるとわかりやすいかと思います。会社は「売れる商品」を開発するために動くわけですが、当然ヒット商品にもブームの波があります。それは消費者の気持ちが動くからです。一定して売れているロングセラーおよび看板商品もありますが、それらは代替が難しいか、トップシェアを誇り他を寄せ付けない市場にあるケースが多いです。しかし、ほとんどの場合は企業努力による競争ですので「あらゆるものは常に変化」します。
その一方で、組織体制(働き方)に関して、昔から変わらない空気感がありませんか?「変わらないものは何一つない」世の中で、固執している組織や私がいるのです。
このように仏教思想に立脚し、現代社会の傾向を踏まえ諸問題を考察すると、仏教に関する知識を自分の中に上手に落とし込めることでしょう。「なぜ、シリコンバレーでは瞑想がプログラムにあるのか」この答えは当寺にございます。当寺では、上手に落とし込めるノウハウについて自信を持ってお伝えしています。

QUESTION 伝統芸能を体験したいのですが可能でしょうか?(30代男性)

当寺は、住職が雅楽と生け花を習得しており、また天王寺にある老舗普茶料亭「阪口楼」と提携を結んでいます。そこでは「伝統芸能の敷居をさげ、わかりやすく伝える」をコンセプトに、さまざまなプログラムを開催しております。伝統芸能関係者と多数交流があり、洗練された日本人の精神性と技をご体験いただくことが可能です。興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご参加ください。
※詳しい日時につきましては、SNSなどで随時更新しています。

QUESTION 幸教寺へ永代供養納骨をお願いしたいのですが、自宅から遠いのでどうしたらよいですか?(関東在住女性)

数多くの寺院の中から当寺を選んでいただきまして誠にありがとうございます。当寺では、身体が不自由で思うようにご供養できない方のために「送骨」を受け付けております。本来であるならば直接対面し、当寺へのご供養の経緯や故人様との思い出などお聞かせいただきたいのですが、コロナ禍により難しい状況となっているもの事実です。詳しくは当HPの下部にある「送骨受付」をご覧いただくか、「お問い合わせ」にてご相談くださいませ。

QUESTION 合祀(合葬)って何ですか?(40代女性)

合祀(ごうし)とは、骨壺からご遺骨を取り出し、他人の遺骨とまとめて埋葬することを言います。合葬(がっそう)とも呼ばれる場合があります。
価格の安い永代供養墓などは、この合祀による埋葬方法です。合祀することに抵抗感のある方もいらっしゃいますので、故人の意向や、家族や親族の意見を聞いてからにしてください。

QUESTION 夫婦共々、生活保護受給者なのですがお葬式(読経)してもらえますか?(70代女性)

まず、葬儀費用についてですが、
生活保護法第18条に基づき、生活保護を受けている世帯の一員が亡くなり葬儀費用を出すことができない場合、自治体からの葬祭扶助がおります。これを、福祉葬、または民生葬といいます。生活保護世帯でご不幸があった場合、保護を受けている区役所の生活支援課の窓口で福祉葬の申請をします。申請が受理されましたら、その費用範囲内で読経することもできます。ですので、担当の葬儀社様へ読経の旨をご相談いただければと思います。
当寺院では、生活に困窮されている方でもきちんとしたお弔い、お葬儀ができることをお伝えしております。
是非、お気軽にご相談ください。