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2022/4/13 永代経法要レポート

令和4年4月13日無事に永代経法要をお勤めすることができました。

永代経とは

永代経とは、亡くなられた方やご自身をご縁に、命の尊さに気づかせていただいた私たちが、仏法聴聞の場であるご本山や所属のお寺に懇志を進納させていただく尊い習慣として伝えられています。その主旨は、ご本山やお寺が立派に護持され、お念仏のみ教えが永代に受け継がれていくことです。さらには亡くなられた方を通して、私たちがお念仏を依りどころとして、多くの「おかげさま」の中に生かされる身の幸せに感謝の心をあらわすことでもあります。その心は、やがて子々孫々に受け継がれ、永代経法要を通してみ教えを聞き伝え広めるご縁となります。亡くなられた方を偲び、法縁を大切にされるあなたの思いをあらわしたものが、永代経法要と申せましょう。

本願寺飛地境内 大谷本廟HPより

わかりやすくいうと

1、阿弥陀如来の「必ず浄土へ生まれさせるよ」という本願(念仏)に今を生きる”私”が感謝すること(仏恩報謝〈ぶっとんほうしゃ〉)

2、阿弥陀如来やみ教えに出会うきっかけを作ってくれた場所は、故人様やお寺なのでに子孫の代(永代)まで守っていこう

このように永代に渡り阿弥陀如来のご本願を私が拝受し感謝する証として、お香、お花、燈明、飲食などの供物を真心をもって捧げ供養するのです。

これを拙寺では”永代供養”と定義しております。

詳しくは下記リンクを参考

法要にあたって遠方へお住まいの方、身体的理由により参拝が出来なかった方の為に動画を撮影いたしました。

こちらは、お勤めのみの動画ですが概要欄からPDFをクリックするとお経の現代語訳をご覧いただけます。

法要後のご法話はコチラ

動画を通じて普段お寺でどのような読経、法話をしているのか参考になれば幸いです。

投稿者プロフィール

石原 政洋
石原 政洋住職
高校在学中に仏道へと入門し、早17年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。