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永代供養はどのように選ぶのか?どんな人におススメか?

近年は永代供養墓を選ばれた方から色々と話を聞く機会が増えました。

永代供養といってもその内容は多種多様で、その意見に耳を傾けると永代供養のどこが評価されているか分かります。

そこで今回は、普段お付き合いいただいているご門徒様やご近所さんの話を参考にしながら永代供養のポイントを書いていきます。

選ぶポイントは3つ

皆さんはどのようにしてお墓を選びますか?

正直、自身の人生においてお墓の購入や葬祭などは何度もあることではありません。

ですので、購入に関してもどのようなポイントを押さえたらよいのかわからないことでしょう。

1つの例としては、霊園や寺院の立地環境で雰囲気は多少なりとも変わります。

故人に安らかに眠ってほしいので、できるだけ居心地のよい場所に埋葬したい。

故人にとっては住居であり、見晴らしや陽当たりがよいところがいい。

このように、快適に過ごせる空間を用意したいと郊外の広大なガーデン霊園などを検討される方も多いです。

しかし、見晴らしがよく自然に囲まれていても車で40分かかるなどアクセス条件が悪いと「何度もお参りしたい」という気持ちは薄れるという声が聞かれます。

故人の志向と遺族の思いは必ずしも一致しません。

そこで、3つ要点をお伝えします。

1.費用

永代供養をするとき費用の問題は避けて通れないため、永代供養の料金は非常に吟味されます。

永代供養は個人や家としての墓石を購入する必要がないので石代はかかりません。

埋葬場所は複数の家族が共同利用ものから一世帯が利用するもの、夫婦のみで利用するもの、色々とありますが墓地の使用料金も一般的なお墓に比べると安い傾向にあります。

自分のお墓より子どものためにお金を遺したい人などには、永代供養墓は好評です。

2.アクセス

最近は毎年のお墓参り(年末年始・お盆・お彼岸)などに大きな負担を感じている家庭が多く、アクセスしやすいかどうかも永代供養墓の重要な評価ポイントです。

埋葬場所が先祖代々のお墓でも永代供養墓でも、遺族が故人を偲ぶ気持ちは変わりません。時間があれば、できるだけ参拝し供養してあげたいところです。

少しでも故人に会う機会を増やしたいと考える人からは、交通の便に配慮した永代供養の施設が高い評価を得ています。

特に車で自宅から30分圏内や霊園施設の近くまで公共交通機関が機能している都市部ほど満足度が高いといえます。

霊園からシャトルバスが出ている場合ですと、経営難になったときバスがなくなる恐れがあります。

公共交通機関が廃線されるような場所は都市部においてはそんなにないでしょうし、リスクも低いと考えてまず間違いありません。

3.管理

寺社や霊園が責任をもって遺骨を供養してくれるスタイルは、身体的になかなかお墓参りできない人たちに支持されています。

自宅から離れていると、日々の仕事に追われている人はなかなかお墓に足を運べません。親族によるお墓の維持・管理が難しくなり、墓じまいをするケースも増えています。

遺骨の管理を任せられる永代供養は、先祖代々のお墓を十分に世話できなくなった人たちにとって大切な受け皿になっているのです。

ここで更にいえば、霊園でも運営母体が宗教法人であればなお安心といえるでしょう。

何故なら、僧侶が駐在し管理から供養まで請け負うのですから間違いありません。

そして契約時にもその僧侶が供養に携わるわけですから、見学時の対応なども見ておくとよいでしょう。

以上、3つの要点について書きましたのでご参考にしてください。

永代供養墓に限らず、一般墓もお探しの方は下記リンクを参考にされてください。

後継者がいなくても大丈夫

独身者や子どものいない夫婦からは、「永代供養を利用してよかった」と安心されることが少なくありません。

いずれも自分たちの後継者がいないため、多くの人はお墓を購入しても誰かに世話してもらえるか不安に感じています。

親戚が近くに住んでいない場合、その不安はさらに大きくなります。

永代供養は、お墓を守る人がいなくても受け入れてくれるシステムです。

自分しか埋葬されないと分かっていながら、わざわざ高額なお墓を購入する必要はありません。

最近は少子化が進むとともに結婚に対する意識も変化していますし、男女を問わず生涯独身を貫く割合も増加しています。

そんな社会状況のなかでも各種のニーズに対応できる永代供養はこれからの時代に相応しているといえます。

今後の社会情勢を踏まえますと、親族以外の知人・友人同士が一緒に費用をシェアし生前契約する事例も知られています。

一般的に、永代供養は故人を合葬するスタイルであり遺骨を家系ごとに分けません。従来のお墓と異なり、家を継ぐ長男かどうか、あるいは宗教・宗派に関係なく同じ場所に埋葬して供養します。どんな立場の人でも区別なく受け入れるという考え方が、基本的な姿勢です。

そのため永代供養は、家という枠組みにとらわれない埋葬が可能です。宗派にもよりますが希望があれば、ペットの埋葬も問題ありません。

永代供養は、家族同然であった人や動物が共同利用できる点でも非常に評価されているのです。

上記のような不安要素を当寺院の永代供養納骨壇はすべてクリアしております。

詳しい内容は業務紹介、ご相談は下記リンクお問合せよりどうぞ。

【お問合せ】

【業務紹介】

まとめ

永代供養が評価されるポイントは、経済的なメリットばかりではありません。

故人が安息する場所としての居心地のよさや血筋を問わない受け皿の広さも、利用者の評価高めている要素のひとつです。

永代供養は幅広い要望に耳を傾けてくれるので、従来通りの埋葬方法に満足できないときは利用を検討してみるとよいでしょう。

投稿者プロフィール

石原 政洋
石原 政洋住職
高校在学中に仏道へと入門し、早17年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。