お地蔵さんとは?その由来とご利益
お地蔵さんは、多くの仏様や菩薩様の中で、私たちに最も馴染みのあるお方ではないでしょうか。
お寺の境内に祀られていることもありますが、道端や田んぼにもご安置されています。
しかし、改めてお地蔵さんについて聞かれると何となく「子供のための石像」「苦しい時にくれる」というイメージではではないでしょうか。
今回は、知っているようで知らないお地蔵さんについて詳しく書いていきます。
お地蔵さんとは
正式名称は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)といいます。 別名 無辺身菩薩(むへんしんぼさつ)
仏教における菩薩の一尊です。
地蔵菩薩は古代インド語(サンスクリット語)で「クシティ・ガルバ」(क्षितिघर्भ [Kṣitigarbha])と言い、クシティが「大地」、ガルバが「胎内、子宮」という意味です。
このことから、「全ての生き物を育む大地のように大きな慈悲の心で人々を包み込んでくれる」という意味です。
仏教における菩薩の一尊です。
地蔵菩薩は古代インド語(サンスクリット語)で「クシティ・ガルバ」(क्षितिघर्भ [Kṣitigarbha])と言い、クシティが「大地」、ガルバが「胎内、子宮」という意味です。
このことから、「全ての生き物を育む大地のように大きな慈悲の心で人々を包み込んでくれる」という意味です。
地蔵の起源
大地の胎内と言われるお地蔵さんですが、このような大地の神格化は仏教誕生以前の古代文明においても見られます。
古代インドの書物『アタルヴァ・ヴェーダ』には
・あらゆるものを載せ、宝を収める大地
・すべての植物を育む母
このように大地に対して畏敬の念を抱き、”プリティヴィー”という女神として崇めていました。
後の仏教でこの女神は地天(じてん)と言われるようになり仏教の守護神となりました。
古代インドの書物『アタルヴァ・ヴェーダ』には
・あらゆるものを載せ、宝を収める大地
・すべての植物を育む母
このように大地に対して畏敬の念を抱き、”プリティヴィー”という女神として崇めていました。
後の仏教でこの女神は地天(じてん)と言われるようになり仏教の守護神となりました。
菩薩とは
菩薩とは2つ意味があります。
1つが、悟りを開く前の修行僧の呼び名。
2つが、悟りを得ているにも関わらず衆生を現世の苦しみから救うために活動する者。
地蔵菩薩は後者で、煩悩に苦しむ人々を救うために日々活動してくれています。
日本において、お地蔵さんは髪の毛を剃った童顔のイメージが強いかと思われますが、修行僧としての姿を模し、なおかつ親しみのある柔軟なお顔をされているのはこのためです。
仏伝では
お釈迦が亡くなられた後、教えを正しく伝えるものが居らず、世界が荒廃する恐れがある。そこで弥勒菩薩(みろくぼさつ)がこの世に現れるまでの56億7000万年の間は、地蔵菩薩が弥勒菩薩の代わりに衆生を救うとされています。
1つが、悟りを開く前の修行僧の呼び名。
2つが、悟りを得ているにも関わらず衆生を現世の苦しみから救うために活動する者。
地蔵菩薩は後者で、煩悩に苦しむ人々を救うために日々活動してくれています。
日本において、お地蔵さんは髪の毛を剃った童顔のイメージが強いかと思われますが、修行僧としての姿を模し、なおかつ親しみのある柔軟なお顔をされているのはこのためです。
仏伝では
お釈迦が亡くなられた後、教えを正しく伝えるものが居らず、世界が荒廃する恐れがある。そこで弥勒菩薩(みろくぼさつ)がこの世に現れるまでの56億7000万年の間は、地蔵菩薩が弥勒菩薩の代わりに衆生を救うとされています。
ご利益の種類
お地蔵さんにはどのようなご利益があるのでしょうか。
代表的なものとして、人々の苦しみを救ったり、子供を守ったりするご利益がよく知られています。
他にも、無病息災や交通安全・五穀豊穣・戦勝祈願など、さまざまなご利益をもたらしてくれますが、ここでは経典を基にご利益の種類について解説していきます。
なお、お地蔵さんが説かれているお経は有名なところですと
・『地蔵菩薩本願経』
・『大乗大集地蔵十輪経』
・『占察善悪業報経』
・『預修十王生七経』
・『地蔵菩薩発心因縁十王経』
・『延命地蔵菩薩経』
以上となります。
代表的なものとして、人々の苦しみを救ったり、子供を守ったりするご利益がよく知られています。
他にも、無病息災や交通安全・五穀豊穣・戦勝祈願など、さまざまなご利益をもたらしてくれますが、ここでは経典を基にご利益の種類について解説していきます。
なお、お地蔵さんが説かれているお経は有名なところですと
・『地蔵菩薩本願経』
・『大乗大集地蔵十輪経』
・『占察善悪業報経』
・『預修十王生七経』
・『地蔵菩薩発心因縁十王経』
・『延命地蔵菩薩経』
以上となります。
ご利益とは
ご利益(ごりやく)とは、仏教に従うことによって得られる恩恵や幸福のことです。
同じご利益でもその対象者が自分の場合は功徳(くどく)、他人の場合は利益(りやく)と使い分けられています。
主に、2種類益があり、この世で受けるのを現益(現世利益)後の世で受けるのを当益(後世利益)といいます。
お地蔵様には28の功徳と7の利益があると言われています。
先ほどご紹介した『地蔵菩薩本願経』には、人間に対する28種利益と神々のための7種利益が説かれています。
28種利益
天龍護念(天と龍が守護してくれる)
善果日増(善い行いの果報が日々増していく)
集聖上因(悟りの境地へ至る因縁が集まってくる)
菩提不退(悟りの境地から後退しない)
衣食豊足(衣服や食物に満ち足りる)
疾疫不臨(疫病にかからない)
離水火災(水難や火災を免れる)
無盗賊厄(盗賊による災厄に遭わない)
人見欽敬(人々が敬意を払って見てくれる)
神鬼助持(神霊が助けてくれる)
女転男身(女性から男性になれる)
為王臣女(王や大臣の令嬢になれる)
端正相好(端正な容貌に恵まれる)
多生天上(天界に生まれ変わる事が多い)
或為帝王(あるいは人間界に生まれ変わって帝王になる)
宿智命通(過去世を知る智慧を持ち、過去世に通ずる)
有求皆従(要求があれば皆が従ってくれる)
眷属歓楽(眷属が喜んでくれる)
諸横消滅(諸々の理不尽な事が消滅していく)
業道永除(地獄などの悪い場所に生まれ変わらせる業が永く除かれる)
去処盡通(赴く場所に うまくいく)
夜夢安楽(睡眠中に安らかな夢を見る)
先亡離苦(先祖・先亡の霊が苦しみから解放される)
宿福受生(過去になした善行によって良い生まれを受ける)
諸聖讃歎(諸聖人が讃えてくれる)
聰明利根(聡明で利発になる)
饒慈愍心(慈悲の心に溢れる)
畢竟成佛(必ず仏に成る)
7種利益
速超聖地(さらに すぐれた境地へ速やかに進める)
悪業消滅(前世から今生までの悪い行いが消滅する)
諸佛護臨(諸々の仏が護ってくれる)
菩提不退(悟りの境地から後退しない)
増長本力(本来持っていた能力が増幅される)
宿命皆通(過去世の全てに通ずる)
畢竟成佛(必ず仏に成る)
同じご利益でもその対象者が自分の場合は功徳(くどく)、他人の場合は利益(りやく)と使い分けられています。
主に、2種類益があり、この世で受けるのを現益(現世利益)後の世で受けるのを当益(後世利益)といいます。
お地蔵様には28の功徳と7の利益があると言われています。
先ほどご紹介した『地蔵菩薩本願経』には、人間に対する28種利益と神々のための7種利益が説かれています。
28種利益
天龍護念(天と龍が守護してくれる)
善果日増(善い行いの果報が日々増していく)
集聖上因(悟りの境地へ至る因縁が集まってくる)
菩提不退(悟りの境地から後退しない)
衣食豊足(衣服や食物に満ち足りる)
疾疫不臨(疫病にかからない)
離水火災(水難や火災を免れる)
無盗賊厄(盗賊による災厄に遭わない)
人見欽敬(人々が敬意を払って見てくれる)
神鬼助持(神霊が助けてくれる)
女転男身(女性から男性になれる)
為王臣女(王や大臣の令嬢になれる)
端正相好(端正な容貌に恵まれる)
多生天上(天界に生まれ変わる事が多い)
或為帝王(あるいは人間界に生まれ変わって帝王になる)
宿智命通(過去世を知る智慧を持ち、過去世に通ずる)
有求皆従(要求があれば皆が従ってくれる)
眷属歓楽(眷属が喜んでくれる)
諸横消滅(諸々の理不尽な事が消滅していく)
業道永除(地獄などの悪い場所に生まれ変わらせる業が永く除かれる)
去処盡通(赴く場所に うまくいく)
夜夢安楽(睡眠中に安らかな夢を見る)
先亡離苦(先祖・先亡の霊が苦しみから解放される)
宿福受生(過去になした善行によって良い生まれを受ける)
諸聖讃歎(諸聖人が讃えてくれる)
聰明利根(聡明で利発になる)
饒慈愍心(慈悲の心に溢れる)
畢竟成佛(必ず仏に成る)
7種利益
速超聖地(さらに すぐれた境地へ速やかに進める)
悪業消滅(前世から今生までの悪い行いが消滅する)
諸佛護臨(諸々の仏が護ってくれる)
菩提不退(悟りの境地から後退しない)
増長本力(本来持っていた能力が増幅される)
宿命皆通(過去世の全てに通ずる)
畢竟成佛(必ず仏に成る)
地獄の救済者
仏教では死後、人間以外の6つ世界へ生まれ変わるという思想があります。
これを、六道輪廻(ろくどうりんね)といいます。
人間をはじめとする生きとし生けるものを衆生(しゅじょう)と言いますが、衆生は死んだら六つの世界(六道)上下の階層的な世界へ割り振られます。
割り振り方は、生前の罪の重さです。
それを審判するのが有名な閻魔大王(えんまだいおう)をはじめとする7名の裁判官です。
六道の世界は上から順に
・天界 (神々の世界。人間より楽しみの多い世界だが、悩みや寿命は人と同じようにある)
・人間界(私たちの世界。生きる上で様々な苦しみがつきまとう)
・修羅界(争い好きの神々が住む世界。戦争が絶えず休まることがない)
・畜生界(動物に生まれ変わる世界。弱肉強食で自分より大きな動物に食べられることに怯える)
・餓鬼界(飢えや渇きに苦しむ世界。食道が細いうえに、食料が瞬時に灰と化す)
・地獄界(もっとも重い罪を犯した者が落ちる世界。あらゆる苦しみを受ける)
天界から修羅界までは人間らしさの残る世界ですが、下位の世界である地獄界、餓鬼界、畜生界の三つの世界は仏教では悪い行いをした結果として行く世界なので、行かないようにするべき世界です。
最も大きな三つの煩悩「貪瞋痴」(とん・じん・ち)
・貪 貪りの心 餓鬼界
・瞋 怒りの心 地獄界
・痴 無智の心 畜生界
これらの三つの悪い心や行いが下位の世界に繋がっているのです。
地蔵菩薩はその苦しみを人の代わりに受け負ってくれています。
さらに、生前に一度でも地蔵菩薩に手を合わせた人は、死後の閻魔大王の裁判で許され、天界や極楽浄土に行くことができると言われています。
また、日本の仏教においては閻魔大王が実は地蔵菩薩の化身と解釈されています。
閻魔大王が死後の人の魂を裁くのに対し、地蔵菩薩は現世の人々に寄り添い、その行動をつぶさに観察しています。
よって、人は死後閻魔大王の裁判で嘘をついても、すぐに見破られてしまうということから同一視されるのです。
ちなみに、閻魔大王と地蔵菩薩が同じならば、わざわざ人間を裁く必要があるのかと疑問視されますが、地獄などに落ちるのはあくまで自分の生前の行いによる結果です。
それを反省させ、来世においてきちんとした方向へ誘う為に、地獄や閻魔大王や鬼(獄卒)が存在しているのです。
これを、六道輪廻(ろくどうりんね)といいます。
人間をはじめとする生きとし生けるものを衆生(しゅじょう)と言いますが、衆生は死んだら六つの世界(六道)上下の階層的な世界へ割り振られます。
割り振り方は、生前の罪の重さです。
それを審判するのが有名な閻魔大王(えんまだいおう)をはじめとする7名の裁判官です。
六道の世界は上から順に
・天界 (神々の世界。人間より楽しみの多い世界だが、悩みや寿命は人と同じようにある)
・人間界(私たちの世界。生きる上で様々な苦しみがつきまとう)
・修羅界(争い好きの神々が住む世界。戦争が絶えず休まることがない)
・畜生界(動物に生まれ変わる世界。弱肉強食で自分より大きな動物に食べられることに怯える)
・餓鬼界(飢えや渇きに苦しむ世界。食道が細いうえに、食料が瞬時に灰と化す)
・地獄界(もっとも重い罪を犯した者が落ちる世界。あらゆる苦しみを受ける)
天界から修羅界までは人間らしさの残る世界ですが、下位の世界である地獄界、餓鬼界、畜生界の三つの世界は仏教では悪い行いをした結果として行く世界なので、行かないようにするべき世界です。
最も大きな三つの煩悩「貪瞋痴」(とん・じん・ち)
・貪 貪りの心 餓鬼界
・瞋 怒りの心 地獄界
・痴 無智の心 畜生界
これらの三つの悪い心や行いが下位の世界に繋がっているのです。
地蔵菩薩はその苦しみを人の代わりに受け負ってくれています。
さらに、生前に一度でも地蔵菩薩に手を合わせた人は、死後の閻魔大王の裁判で許され、天界や極楽浄土に行くことができると言われています。
また、日本の仏教においては閻魔大王が実は地蔵菩薩の化身と解釈されています。
閻魔大王が死後の人の魂を裁くのに対し、地蔵菩薩は現世の人々に寄り添い、その行動をつぶさに観察しています。
よって、人は死後閻魔大王の裁判で嘘をついても、すぐに見破られてしまうということから同一視されるのです。
ちなみに、閻魔大王と地蔵菩薩が同じならば、わざわざ人間を裁く必要があるのかと疑問視されますが、地獄などに落ちるのはあくまで自分の生前の行いによる結果です。
それを反省させ、来世においてきちんとした方向へ誘う為に、地獄や閻魔大王や鬼(獄卒)が存在しているのです。
子供の守護者
お地蔵さんは子供の守護者としても有名です。
お地蔵さんが赤い頭巾やよだれかけをつけている姿を見かけることも多いと思います。
赤は仏教において「清く」「正しい」「正直な色」とされており、魔よけの意味があるためです。
お地蔵さんは子供守護者であるため、自分の子供が健康に育ちますようにという願いを込めて、親は赤色のものを奉納することが多いです。
ところで、なぜお地蔵さんは子供の守護者なのかについてですが、子供が親より先に亡くなることは親不孝とされており、幼い子供はその罪のために、三途の川を渡ることができず、鬼にいじめられながら河原で、成仏のための功徳を積まなければいけないと言われています。
この話の根拠となっているのは 平安時代に作成された『西院(賽)の河原地蔵和讃』です。
様々な種類がありますが、主なストーリーは
地蔵菩薩は積極的に賽の河原に足を運び、成仏できないでいる子供を鬼から守りながら、功徳を積ませ、成仏に導いていくという説話が知られています。
原文は少しショッキングな内容の為、割愛いたしますがご興味のある方は調べてみてください。
ここから、お地蔵さまは水子供養としてのご本尊であったり、か弱い存在である子供の守護・救済を担うと考えられているのです。
ちなみに、水子とは流産などにより胎児のまま亡くなった子供、または生まれてすぐ亡くなった子供を指します。
水子供養のための地蔵はお墓の隣や、その家のお墓の近くに建てられることが多いです。
浄土真宗における水子供養については下記リンク【】内をご覧ください。
お地蔵さんが赤い頭巾やよだれかけをつけている姿を見かけることも多いと思います。
赤は仏教において「清く」「正しい」「正直な色」とされており、魔よけの意味があるためです。
お地蔵さんは子供守護者であるため、自分の子供が健康に育ちますようにという願いを込めて、親は赤色のものを奉納することが多いです。
ところで、なぜお地蔵さんは子供の守護者なのかについてですが、子供が親より先に亡くなることは親不孝とされており、幼い子供はその罪のために、三途の川を渡ることができず、鬼にいじめられながら河原で、成仏のための功徳を積まなければいけないと言われています。
この話の根拠となっているのは 平安時代に作成された『西院(賽)の河原地蔵和讃』です。
様々な種類がありますが、主なストーリーは
地蔵菩薩は積極的に賽の河原に足を運び、成仏できないでいる子供を鬼から守りながら、功徳を積ませ、成仏に導いていくという説話が知られています。
原文は少しショッキングな内容の為、割愛いたしますがご興味のある方は調べてみてください。
ここから、お地蔵さまは水子供養としてのご本尊であったり、か弱い存在である子供の守護・救済を担うと考えられているのです。
ちなみに、水子とは流産などにより胎児のまま亡くなった子供、または生まれてすぐ亡くなった子供を指します。
水子供養のための地蔵はお墓の隣や、その家のお墓の近くに建てられることが多いです。
浄土真宗における水子供養については下記リンク【】内をご覧ください。
道祖神
道祖神(どうそじん)とは、村の境や峠、山道などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神様です。
また、「あの世」の入り口にある神。のちには縁結びの神、旅行安全の神、子どもと親しい神と幅広い役割を担っています。
お地蔵さんは平安時代頃から爆発的に庶民へと普及していきましたが、その過程で、お地蔵さまへの信仰は本来の教義とは乖離し、道祖神やその土地の神さまと合わさっていきました。
こういった仏様と神様を同一視することを神仏習合(しんぶつしゅうごう)といいます。
道祖神として祀られているお地蔵さまには、疫病が村に入り込まないよう魔よけをしたり、旅人の安全を願ったりなど、さまざまな役割があります。
また、墓地にお地蔵さまが設けられることも多く、墓地に魔物が入り込まないように見張るとともに、故人の成仏のお手伝いをしてくれてます。
また、「あの世」の入り口にある神。のちには縁結びの神、旅行安全の神、子どもと親しい神と幅広い役割を担っています。
お地蔵さんは平安時代頃から爆発的に庶民へと普及していきましたが、その過程で、お地蔵さまへの信仰は本来の教義とは乖離し、道祖神やその土地の神さまと合わさっていきました。
こういった仏様と神様を同一視することを神仏習合(しんぶつしゅうごう)といいます。
道祖神として祀られているお地蔵さまには、疫病が村に入り込まないよう魔よけをしたり、旅人の安全を願ったりなど、さまざまな役割があります。
また、墓地にお地蔵さまが設けられることも多く、墓地に魔物が入り込まないように見張るとともに、故人の成仏のお手伝いをしてくれてます。
おわりに
いかがでしたか?
お地蔵さんは古代大地の神として崇められ、後の仏教の守護神となりました。
大地のような大いなる慈悲をもって私たちを見守り救ってくださいます。
更に、お地蔵さんにはさまざまなご利益がありますが、日本においては平安時代に庶民の間で大流行し、あらゆる場所で祀られるようになりました。
人々の身代わりとして、あの世の守護者として、道祖神として今日もお地蔵さんは私たちの為に頑張ってくれています。
どうか、道を通った際に見かけたら手を合わせてください。
以上、お地蔵さんとは?その由来とご利益でした。
お地蔵さんは古代大地の神として崇められ、後の仏教の守護神となりました。
大地のような大いなる慈悲をもって私たちを見守り救ってくださいます。
更に、お地蔵さんにはさまざまなご利益がありますが、日本においては平安時代に庶民の間で大流行し、あらゆる場所で祀られるようになりました。
人々の身代わりとして、あの世の守護者として、道祖神として今日もお地蔵さんは私たちの為に頑張ってくれています。
どうか、道を通った際に見かけたら手を合わせてください。
以上、お地蔵さんとは?その由来とご利益でした。
投稿者プロフィール
- 高校在学中に仏道へと入門し、早20年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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