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夏の夜に四天王寺で舞う

四天王寺 篝の舞楽

皆さんこんにちは。

今回は普通のブログです。

令和4年8月4日(木)に開催された『篝の舞楽』(かがりのぶがく)にて萬歳楽(まんざいらく)を舞いました。

萬歳楽は舞楽の曲名の一つで、平調の曲(ミ・Eを主音とする)です。

中国隋代の煬帝の作曲とも、唐代則の天武后(そくてんぶこう)の飼っていた九官鳥が「賢王万歳」とさえずったので、その声が雅楽、姿が舞楽となったという鳥歌萬歳説とも、また、1233年の雅楽書「教訓抄」では、用明天皇の作とも伝えられており、現在でも天皇即位の大礼「饗宴の儀」において披露されるとてもめでたい曲とされています。

主に舞人4人によって舞われる左方(大陸系)の代表的なものです。

左から2番目 住職

ちなみに、篝とは灯りのことです。

この舞の時はまだ暗くなる前でしたが、終盤になると辺りが暗くなり、篝の炎が幻想的に揺らめき鑑賞者を古の世界へと誘います。

令和4年度はコロナ感染拡大防止策として先着順の完全予約制となりましたが、毎年8月4日に四天王寺伽藍内の特設ステージにて開催されますので、是非チェックしてみてください。