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生野区で永代供養をお考えの方へ

生野区で永代供養をお考えの方へ

幸教寺が詳しく解説します

「永代供養(えいたいくよう)」という言葉を耳にする方が近年とても増えています。


少子高齢化や核家族化により「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担をかけたくない」という思いを抱える方が少なくありません。さらに、遠方に暮らすご家族や、単身で将来を考える方からのご相談も増えています。

幸教寺でも、こうした声を数多くいただいてまいりました。

仏さまのお導きを仰ぎつつ、私たちは永代供養を「お墓の形の一つ」としてだけではなく、ご縁を未来へつなぐ大切な仏事として受け止めています。

本記事では、永代供養の意味、種類と費用、手続きの流れ、よくあるご質問、そして浄土真宗における永代経法要の意義を、できるだけ丁寧に解説いたします。

永代供養とは

永代供養とは、遺族や子孫に代わり、お寺が責任をもってご遺骨を管理し、永く供養していく仕組みです。

一般的なお墓は代々引き継ぐことを前提にしていますが、永代供養では「承継者がいなくても安心できる」ことが大きな特徴です。

浄土真宗では、亡き方はすでに阿弥陀如来の本願力によってお浄土に生まれさせていただくといただきます。

したがって永代供養は「故人を成仏させるための儀礼」ではなく、仏法に遇うご縁を絶やさずつないでいく営みなのです。

永代の意味と関連する用語

1. 永代
「終わりのない期間」を意味します。お寺が続く限り、ご供養が続けられることを表しています。

2. 永代供養料
ご遺骨を永代にわたり供養・管理していただくための費用。一括納入するのが一般的です。

3. 永代使用料
墓地を永代にわたって使用するための土地代。墓石を建てる場合に必要です。

→ 用語が似ているため混同しやすいですが、意味は異なりますので注意が必要です。

永代供養のメリットとデメリット

メリット

1. お墓の承継者が不要
  → 将来の心配がなくなります。

2. 管理や維持の負担が少ない
  → 掃除や年間管理料の心配が不要。

3. 費用を抑えやすい
  → 墓石代や土地代を大幅に軽減できます。

4. 宗旨宗派を問わない場合が多い
  → 幸教寺でも地域の方に広く門を開いています。

5. 生前契約ができる
  → ご自身でお墓の形を決められる安心感があります。

デメリット

1. 合祀後は遺骨を取り出せない

2. 親族の理解が得にくいことがある

3. 「自分たちのお墓」という実感が薄い場合がある

契約前に現地を見学し、家族とよく話し合っておくことが大切です。

永代供養の種類と費用の目安

永代供養墓には大きく分けて3種類があります。

タイプ・特徴・費用目安(一覧)

個別墓タイプ 一般のお墓に近い。永代にわたり個別安置 50〜150万円

年回忌安置タイプ 17回忌・33回忌など一定期間後に合祀  15〜30万円

合祀墓タイプ 最初から合祀。他の方と一緒に納骨 5〜30万円

※費用は「永代供養料」「納骨料・埋葬料」「オプション(石碑や銘板)」などで構成され、立地や施設環境によって大きく変わる点も特徴です。

浄土真宗における永代供養 ― 永代経法要

浄土真宗の永代供養は「永代経法要」と深く関わっています。

永代経法要とは
「ご先祖や亡き方のために」ではなく、むしろ「いまを生きる私たちが阿弥陀如来の本願を聞き、仏法に遇うご縁をいただくため」の法要です。

「永代」とは、単なる時間の長さではなく、仏さまのおはたらきが絶えることなく続くことを意味します。

幸教寺でも毎年永代経法要をお勤めし、ご門徒と共に仏法に遇う時間を大切にしています。

永代供養を選ぶときのチェックポイント

・納骨期間:個別安置か合祀か、合祀の時期(17回忌・33回忌など)を確認

・維持費:基本的には一括ですが、追加費用があるか確認

・納骨人数:上限や追加納骨の可否を確認

・利便性:交通アクセス、公共交通機関の有無

・施設環境:本堂や休憩所、駐車場、バリアフリー対応など

永代供養の流れ

1. 新規で永代供養墓を契約する場合

寺院や霊園の見学・相談

家族との話し合い

契約・費用納入

納骨法要(お布施が必要な場合もあります)

以降はお寺の法要や行事で供養が続きます

2. 今あるお墓を墓じまい・改葬する場合

「改葬許可申請書」を役所で取得

現在の墓地管理者の署名・押印

新しい永代供養墓から「使用許可書」を発行

「改葬許可証」を受け取る

現地で「閉眼供養」をお勤めし遺骨を取り出す

永代供養墓へ納骨

※親族の同意を得ることが重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 子どもがいても永代供養にして大丈夫ですか?
A. 問題ありません。「子どもに負担をかけたくない」という理由で選ばれる方が増えています。

Q2. 永代供養でもお布施は必要ですか?
A. 納骨法要や年忌法要の際にはお布施をお納めいただくことがあります。永代供養料に含まれるかは事前にご確認ください。

Q3. 合祀後に遺骨を取り出せますか?
A. 合祀後は取り出せません。一定期間個別安置タイプを選ぶことで、改葬や分骨が可能な場合もあります。

Q4. 位牌は必要ですか?
A. 浄土真宗では位牌を必須とはしません。既にお持ちの場合や他宗からの改葬の場合はご相談ください。

Q5. ペットと一緒に入れる永代供養墓はありますか?
A. 増えつつありますが、宗派や施設によって異なります。幸教寺では現在、屋外納骨壇のみ可能です。

Q6. 管理費はかかりますか?
A. 基本的には一括納入ですが、施設によっては別途費用が必要な場合があります。

幸教寺での永代供養

幸教寺は、浄土真宗本願寺派のお寺として、地域の皆さまと共に歩んできました。

・毎年の永代経法要(4月)

・報恩講法要(10月)

・春秋彼岸会(3.9月中日)

・盂蘭盆会(8月)

これらの年中行事を通じて、ご先祖を偲び、仏さまの教えに遇う機会を大切にしています。

永代供養や納骨に関するご相談は、お電話・メール・ご来院にて随時承っております。

どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

永代供養は「お墓を継ぐことが難しい時代」にふさわしい選択肢であり、同時に「仏法に遇うご縁を未来へつなぐ営み」です。

幸教寺では、阿弥陀如来のお導きのもと、皆さまの大切なご縁を永代にわたり守り続けてまいります。

投稿者プロフィール

石原 政洋
石原 政洋住職
高校在学中に仏道へと入門し、早20年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。