【住職出演 雅楽公演のお知らせ】「悠久なる雅楽 天王寺楽所の楽統」
悠久の音色にふれてみませんか?
―5月31日開催「雅楽 ―天王寺楽所の楽統―」ご案内―
少しだけ「雅楽(ががく)」という伝統文化の世界にご案内したいと思います。
みなさんは「雅楽(ががく)」をご存じでしょうか?
もしかすると、「名前は聞いたことがあるけれど、ちょっと難しそう」「お寺や神社で流れている音楽かな?」という印象をお持ちかもしれません。
でも実は、雅楽は日本で最も古くから伝わる音楽と舞の文化でありながら、どこか未来的で、心を静かに整えてくれるような不思議な魅力を持っています。
雅楽ってどんな音楽?
雅楽は、今から1300年以上前の奈良時代、平安時代に中国や朝鮮半島から伝わった音楽や舞が、日本の文化と融合してできた芸能です。
静かにゆっくりと流れるような音色と、儀式のように美しい舞。
テレビやラジオではなかなか聴くことのない音楽ですが、実際にホールで体験すると、まるで時の流れが変わったような感覚を味わうことができます。
はじめての方も大歓迎!
今回の公演では、ただ演奏や舞を鑑賞するだけでなく、「雅楽ってなに?」「どんな楽器を使うの?」「どうやって舞うの?」といったことを、お話と実演でわかりやすく紹介します。
音楽や歴史に詳しくなくても大丈夫。
舞台の上で、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)などの楽器の音色を聴いたり、美しい衣装をまとった舞人の動きを目の前で見たり、ちょっとした「タイムトリップ」のような体験です。
見どころたくさんのプログラム
【第一部】では、雅楽の演奏や歌の魅力を実演つきで紹介。
【第二部】では、色鮮やかな衣装をまとった舞楽が登場し、目も耳も楽しめます。
どの曲もそれぞれに背景があり、「どんな時に演奏されたのか」「どういう物語があるのか」など、舞台を観ながら想像をふくらませるのも楽しみのひとつです。
公演情報
2025年5月31日(土)午後2時開演(開場 午後1時)
国立文楽劇場(大阪・日本橋)
全席 5,300円(学生3,700円)
チケット発売:3月18日(火)~
さらに、開演前にはステージ見学(無料)も開催!
舞台の上に展示された雅楽の楽器や装束を間近で見ることができ、まさに「五感で雅楽を感じる」貴重な機会です。
一度きりの静寂と響き
私たちの日常は、スマホや音楽プレーヤーでいつでも音を楽しめる時代です。
でも、千年の時を超えて今に届く“音”や“舞”に出会う機会は、そう多くありません。
「雅楽って、案外おもしろいかも」「初めてだったけど、また聴きたい」そんなふうに思っていただける、きっと特別な時間になると思います。
雅楽のことをまったく知らなくても大丈夫。
ぜひこの機会に、心を静かにするような音の旅に出かけてみませんか?
チケットの購入・詳細はコチラ↓↓
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2025/75/
投稿者プロフィール
- 住職
- 高校在学中に仏道へと入門し、早20年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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