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送骨のすべて: 遠方の寺院への郵送納骨プロセス詳細ガイド

送骨のすべて: 遠方の寺院への郵送納骨プロセス詳細ガイド

はじめに

近年、家族が遠方に住んでいる、経済的理由、あるいは後継者不在など、多様な事情から伝統的な墓地利用が難しくなっています。

その結果、遺骨を郵便で送る「送骨」という方法が注目されています。

このブログでは、送骨の手続き、必要な書類、費用、そして送骨のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

送骨とは

送骨は、遺骨を特定の郵送サービス(ゆうパック)を利用して、指定された霊園や寺院に送ることを指します。

このプロセスを通じて、物理的な距離の制約を乗り越え、故人を適切に供養することが可能になります。

送骨の一般的な利用者は以下の通りです。

1.遠方に住んでおり、定期的な墓参が困難な人

2.経済的な理由で新たな墓地を購入できない人

3.墓じまいを行い、新たな供養方法を探している人

4.身寄りが少なく、後世の負担を減らしたいと考えている人

送骨の流れ

1.送骨先の選定: 最初に、送骨を受け入れている霊園や寺院をオンラインでリサーチし、選定します。寺院や霊園の評判、供養の内容、料金体系を比較検討することが重要です。

2.送骨キットの準備: 遺骨を安全に送るための送骨キットを購入します。このキットには遺骨箱や緩衝材などが含まれており、遺骨の破損を防ぎます。

3.必要書類の準備: 遺骨を送るためには、「埋葬許可証」や「改葬許可証」が必要です。これらは、地元の市町村役場で手続きを行い取得します。

4.遺骨の郵送: 用意した送骨キットに遺骨を安全に梱包し、ゆうパックで指定の霊園や寺院に送ります。この際、適切に梱包し、必要な書類を同封することが重要です。

5.納骨と供養の確認: 遺骨が目的地に到着し、納骨されたことを確認します。多くの場合、寺院から納骨証明書が発行され、郵送または電子メールで送付されます。

送骨の費用

送骨には主に二つの費用が関連します。

1.郵送費: ゆうパックを利用する場合、重さやサイズに基づいた料金が適用されます。

2.永代供養料: 寺院に支払う費用で、納骨場の使用権利と管理を含みます。さらに、選択に応じて戒名を取得するための追加料金が必要です。平均的なコストは3万円から10万円の範囲です。

送骨のメリットとデメリット

メリット

・遠方であっても簡単に供養が可能
・初期費用および維持費用が比較的低い
・故人を適切に供養するための選択肢が増える

デメリット

・一度送骨されると、遺骨の回収や移動が困難になる
・郵送中の事故による紛失や破損のリスクが存在する
・合祀されるため、個別の供養が行われない可能性がある

寺院選びの注意点

お寺は少なからず地域密着型で運営されていることが多いので、インターネット上で理解することは困難かもしれません。

それでも以下の三点を考慮して探してみてください。

・信頼と実績: 寺院の過去の実績や口コミを確認し、信頼できるかどうかを検討します。

・透明性: 供養の方法や頻度、費用の内訳を明確にすることが重要です。不明瞭な点が多い場合は他の選択肢を考慮するべきです。

・中間業者を通じず直接寺院と契約すること

まとめ

送骨は、現代日本における新しい供養方法として注目されています。

この方法は特に遠方に住む人々や経済的な理由で伝統的な墓地が利用困難な人々にとって有効な選択肢です。

しかし、この供養方法を選ぶ際は、それに伴うメリット・デメリットをしっかりと理解し、適切な寺院を選ぶことが重要です。

最終的には、故人の尊厳と遺族の希望を尊重することがよいかもしれません。

最後に

当寺院では、上記問題を解決する送骨のご供養をしております。

費用として、(永代供養料+管理料+お布施+法名込み)

3寸~4寸 70,000円
5寸~6寸 100,000円
7寸以上 150,000円
※維持管理費及び寄付申請なし。

送骨の流れ

・下記【】リンクからお申し込み
・必要書類の送付
・送骨キットの郵送ご自宅へ送骨キットを代引き郵送させていただきます。(ご自身でご準備いただくことも可)
・寺院にてご納骨(ご希望の方はLive配信)
・希望者へお寺新聞の送付

【ご送骨フォーム】

投稿者プロフィール

石原 政洋
石原 政洋住職
高校在学中に仏道へと入門し、早20年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。