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6月 まちの保健室

昨日は「まちの保健室」でした。

今回から鶴橋地域包括支援センターも協力してくれることになりました。

総合的にサポートできるような体制がお寺から発信できることを嬉しく思います。

地域包括と社会福祉協議会(社協)の違いって何だろう?と思っておりましたが、介護保険法と社会福祉法それぞれに準拠して運営されているんですね。(そんなことも知らない住職)

広報に関して地域包括さんや社協さんは頼りになるなぁと思います。更に地域に住んでおられる高齢者事情やその対応、問題点など勉強になることばかりです。

組織では対応できないこと、手の届かないところをお寺がサポートできたらどれだけ凄いことだろうか?という発想もこの 100歳まで歩いて通えるお寺プロジェクト開始の理由です。

お一人近所の方が遊びに来てくれました。よく知っている方で私のマインドフルネスなどにもお越し頂いてたりしています。その方はお母様が認知症となり、お世話をされていたのですが、最初は認知症であることがわからず対応に困られたそうです。

また、徘徊(あんまり使いたくないですが)をされ遠方までお迎えに何度も行かれ心身共に疲労困憊した過去をお話しくださいました。

地域での見守り的な役割はあるのですが、ずっとその方を見ていられるのか?という点では難しいですね。でも、店舗を構え外の見えるお店(たこ焼き屋、散髪屋、喫茶店等)でしたら知らず知らずのうちに見守り的役割を果たしているのではないかと思ったり。

お越しくだった方の何気ない会話や悩み相談から課題解決のヒントがたくさんあるものです。僕たちもわからないことたくさんなので引き続きご教示ください。よろしくお願いいたします。

そして、このプロジェクトへ共感してくれる龍谷大学実践真宗学科の院生さんが取材に来てくれました。

修士論文作成の為に「まちの保健室」を取材されたH氏とO氏。

2人ともお寺の後継者で実家のお寺でこのプロジェクトを参考に活動したいという熱意を持っておられました。

今、お二人を通じて大学側へプロジェクトへの協力を要請しております笑文字通り”実践”に重きを置く学科なので、その活動場所を提供できると思ったからです。

まちや地域のことは関係者を増やして取り組むべきだと感じます。

だって皆んなで作るのがまちだから。人の縁こそ何ものにも勝る財産、、、

ですよねお釈迦様

大阪府看護師協会「まちの保健室」

毎月第1月曜日14時〜16時です。

投稿者プロフィール

石原 政洋
石原 政洋住職
高校在学中に仏道へと入門し、早17年以上携わっております。当寺ではあらゆる角度から仏教の素晴らしさをお伝えするとともに、仏教伝来より培われてきた伝統文化と健康を共有する「体験型」寺院を目指し活動しております。ライフスタイルの多様化により、葬送や納骨などの形式が変化している近年です。終活に関するご相談も随時承っておりますので、お気軽にご相談ください。