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墓友について

皆さんこんにちは。

墓友(はかとも)とは、生前に仲の良かった友達と同じお墓に入ることです。

「おひとりさま」という言葉が流行したように、最近は一生未婚のまま生きていく、という人も増えています。

そして未婚のまま亡くなって、実家のお墓に入る人もいますが、お墓がない人、あるいは実家のお墓に入りたくない人の場合は、自分でお墓を用意する必要があります。

その際に、「1人でお墓に入るのは寂しいけれど、自分と同じ境遇の友達やサークルの人と一緒に入りたい」ということが今終活の中で大きなテーマになっています。

これは、おひとり様だけでなくLGBTのパートナーでも該当します。

そこで、墓友とは実際にどういうもので、どのように作ればよいのか、という点について解説して行きます。

終活についてのブログは下記リンクをご覧ください。

墓友とは

「墓友」とはどういうもので誰が選ぶのか詳しく書きていきます。

親族でなくても一緒に入れる

そもそも親族以外で一緒に入れるというと驚かれますが、古来より不特定多数の人が一緒に埋葬される形式合祀(ごうし)が存在していました。

親族以外ではあるけれど、親しい友人知人、パートナーというお互いに許しあった者同士の小規模なお墓ともいえます。

墓地の経営は宗教法人や公益財団法人、地方自治体でしか認められませんが、このような組織が近年未婚率の増加に伴い積極的に親戚関係や血縁関係がない人同士で埋葬されることを推奨しています。

お墓は建碑すると150万円から300万円という高額な費用が必要ですが、入る者同士で費用を負担し合うことで一人当たりの費用を削減できます。

また、どちらかが先に亡くなった場合、残った人がお葬式や法要、納骨をしてくれるなどのメリットもあります。

どんな人が選ぶ?

墓友を選択する人は、未婚の方、LGBTの方、結婚していたが配偶者が先に亡くなった方、親族との仲が悪い方など様々です。

このような需要が増えている背景には「無縁社会」が関係しているという見解もありますが、単にそれだけではありません。

現代では、従来の”家”という考えから”個”という価値観に変わりつつあります。

ですから、血縁などに縛られず、自分らしい葬送を希望される人が増えたともいえるのです。

従来の形式では、双方の家系のお墓を守るという慣習のせいで、自分の知らない人の供養までしていかなければならないことに意義を感じないという人も多かったのではないでしょうか。

そのような人が、せめて夫が妻が亡くなったあとは、しがらみから解放されて、自分らしい生き方と葬られ方をしたいと思い、共通の趣味などを持つ人と一緒に埋葬されることを選択するわけです。

墓友探しは何処で?

死後、一緒にお墓に入る墓友はいったいどのように探したらよいのでしょうか。

終活の中で出会う

終活とは、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉です。

その準備のお手伝いとして色々な企業が催しをしています。

・墓地が主催する集まり
・お寺の合同法要
・葬儀社が主催するセミナー
・保険会社のライフプランセミナー
・自治体のセミナー

このような場所では自分と同じ境遇の人に会える確率は高くなります。

ですので、積極的に参加してみましょう。

同じ境遇の友人を誘う

既に習い事などをされている方ですと、そこで墓友を見つけるケースもあります。

年齢も近く、また趣味自体が一緒なので、話が合うことも多いでしょう。

私自身も生け花教室や雅楽教室に通っていますが、高齢の生徒さんが「自分が亡くなった後にお墓をどうするか悩んでいる」というご相談を受け、それを聞いていた別の生徒さんが「実は自分もそうだ」といわれ話題になりました。

このように話しにくい内容ではありますが、雑談の中で話してみると意外と共感してくれる方がいるかもしれません。

墓友サークルに入る

墓友サークルや終活サークルを運営する地方自治体や、公益法人、NPO、宗教法人が増えています。

そういう場所であれば、そもそも目的が一緒なので相手を見つけやすいでしょう。

お寺の立場からいいますと、お寺には檀信徒(だんしんと)という信者さんのグループがあり、法要や行事などで色々とお世話になります。

”お寺を守る”という共通の目的があり、かつ皆さんお寺の近所であるということからサークルにも似たグループです。

ここで”お墓の承継”や”永代供養”などの話をすると、先ほどの生け花教室の話のような展開となり、必然的に共通の問題を抱えられた方同士でご縁が生まれます。

当寺では、このような機会を創出する活動として毎月20日に「終活座談会」をしております。

ご予約は【】内よりお申込みください。


墓友のメリットとデメリット

墓友にはメリットもありますが、同時にデメリットもあるので、両方をしっかり考えてどうするかを決めましょう。

メリット

墓友の最大のメリットは、お墓に共に入る人を探す過程で新たな友人ができるということです。

一緒のお墓に入るということは、お互いに心の底から相手を信頼しなければできることではありません。

しかし、その思いが強い者同士だからこそ実現できるともいえます。

ですから、今までの人生や趣味などを本音でできたりして、豊かな人生を送ることができるでしょう。

また先ほど書いたように、お墓の購入費用を出し合えば、交通アクセスのよい、好立地のお墓を少ない費用で購入することもできます。

デメリット

強い関係性を築ける一方で、同じお墓に入るということ以外に関しては知らないことも多いはずです。

趣味や墓友ということでは意気投合しても、お墓のデザイン、費用負担、死後の供養法、お墓の所有権などで人間関係が悪くなったりすると、大きなトラブルになります。

ですから墓友は安易に決めずに、自分が納得がいくまで相手と話し合ったり、あるいは一緒に旅行をしたりして、本当にこの人なら亡くなった後も一緒にいて大丈夫だという人を選びましょう。

また自分に家族や血縁者がいるのに勝手に墓友を選ぶと、親族から大きなクレームが沸き上がらる可能性も高いです。

ですから墓友を選んで自分の思った通りに埋葬されることを選択するのであれば、家族の了解を事前にしっかり得るようにすることが大切です。

お墓を買うときの注意点

墓友を作るときの注意点を解説します。
お墓を買ってから後悔しないよう、以下の点に注意しましょう。

基本的に永代供養墓を選択する

墓友を選んだ場合、必ずどちらかが先に亡くなり、どちらかが残されます。

どちらか片方が生きているうちは供養もしてくれるでしょうが、両方亡くなった場合、供養をする人がいなくなり、お墓は無縁墓となってしまいます。

そうなってはせっかく墓友を作った意味がありません。

そのような事態を防ぐためには、墓友と購入するお墓は永代供養墓をおススメします。

永代供養墓にすれば法要はお墓の管理者がしてくれるので、墓友の両方ともが亡くなった後も安心です。

ただし永代供養は「永久」供養ではありません。

亡くなって32年後(33回忌)、あるいは49年後(50回忌)は弔い上げと言って個別の供養は終了しますが、浄土真宗のみ教えでは、故人様は”この世の縁が尽きたとき、浄土に生まれて仏と成る”と説いています。

ですから故人様の成仏を心配する必要はありません。

そしてご法事は”亡き人を縁として生きている私が仏法に出遭う”という意味で執り行われます。

この”仏法に出遭う”という期間を永代に渡って伝えてほしいというので”永代供養”と申しております。

”永代供養墓”に関する詳細は【】内をクリック

まとめ

日本人の死生観は2000代から大きく変化しました。

それに伴って、埋葬の仕方も、従来の結婚したら家の墓を守って、自分も亡くなったらそこに埋葬され、子供や孫によって供養してもらう、ということは絶対的なことではなくなりました。

むしろ生き方を自由に自分らしく選択したいという人が増えているように、亡くなった後の方法も自分らしくありたいという人が増えています。

そのような人が選ぶのが墓友です。

もしも自分がここで挙げたような環境にあり、墓友を探したいのであれば、上の記事を参考に、ぜひ有意義な人生を歩んでください。

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