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仏前結婚式とは

先日、ご門徒様の結婚式で「司婚者」を仰せつかりました。司婚者というのは、仏前結婚式を司るお役目で、教会で結婚式をするときの牧師さんのような立場の人を言います。近年、ゲストハウスやホテルに併設されたチャペルなどで式を挙げることが多いのですが、今回は仏前結婚式。それも、私の母校である龍谷大学大宮学舎本館での挙式でした。

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龍谷大学 大宮キャンパス 本館

あまりイメージがわかない方のため簡単に説明しますと、チャペルでは、神様に対して永遠の愛を誓います。聖書を読み上げたり、讃美歌を歌ったりしますね。仏前結婚式とは、この神様が仏様になります。そして、聖典の言葉を伝えるため読経いたします。結婚式に読経?!と驚かれるかもしれませんが、お経はそもそも仏様を讃える為の詩なので、キリスト教の聖書と讃美歌に該当します。この読経も普段の月参りですと、棒読みが多いのですが、結婚式は抑揚をつけた「声明」というものを読み、演出も少し派手になります。ですので、おそらく皆様がイメージしているよりは、華やかであると断言しておきます(笑)

仏前結婚式は、新郎新婦が、ご両親をはじめ多くの方がたのお育てによって、この日を迎えることができたという感謝の気持ちを忘れず、悲しい時もうれしい時も、いつも阿弥陀如来のお慈悲のなかにあるということを思い起こして、互いに助け合いながら生きていくという決意を新たにするということです。

仏前結婚式式次第(一例)

一.開式の辞
  楽(雅楽伴奏)
二.新郎・新婦入場
三.司婚者入場
四.司婚者焼香
  一同合掌・礼拝
  止楽
五.三奉請(声明)
六.表白(今から何をするのか表明)
七.読経
  楽(雅楽伴奏)
  止楽
八.司婚・誓いの言葉楽
九.記念念珠授与(珍しい)
十.結婚指輪交換
   楽(雅楽伴奏)
十一.新郎・新婦焼香
十二・親族代表焼香
   止楽
十三.法話(仏様のお話)
十四.祝杯
十五.閉式の辞
   楽(雅楽伴奏)
十六.司婚者退場
十七.新郎・新婦退場
   止楽

仏教、読経、僧侶といえば弔事というようなイメージですが、実はそんなことはありません。新しいいのちをめぐまれたよろこびをご縁として、ご家族やご縁のある方がたが揃ってお寺にお参りをする「初参式」や「七五三」「成人式」そして「仏前結婚式」など、人生の節目に寄り添うのが、本来の仏教・仏事であります。

誠におめでとうございます。末永くお幸せに。